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    羊たちの沈黙

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      JUGEMテーマ:昔の名画
       

      羊たちの沈黙

       

      羊たちの沈黙
       

      監督:ジョナサン・デミ

      製作:エドワード・サクソン

      原作:トマス・ハリス

      出演:ジョディ・フォスター

         アンソニー・ホプキンス

      1991年(平成3年)日本公開

       

       

      トマス・ハリスを一躍世界的ベストセラー作家に押し上げた『羊たちの沈黙』(1988年刊)の映画化。最初にこの本を読んで虜になった私は、レクター博士が逮捕された経緯を知りたくて、ハリスの処女作『ブラック・サンデー』(1975年刊)、第2作『レッド・ドラゴン』(1981年刊、レクターシリーズ第1作)と読んだが(すでに文庫化)、レクター博士逮捕のストーリーはなかった。

      その後にレクター博士シリーズとして『ハンニバル』(1999年刊)、『ハンニバル・ライジング』(2006年刊)が上梓されたが、いまだにそれは語られていないのが残念だ。

      私が考えるところ、天才的犯罪者で、捕まるはずがないのがレクター博士であるから、原作者のハリスもそこを描くことに難渋しているのではないだろうか。

      否、そんな博士であるから、意外に交通違反などといったつまらないことがきっかけだった、くらいにしいか思いつかないのではないだろうか。

      否否、などなどを考える楽しみを読者に与えてくれているのではないだろうか。

       

      本題に移ろう。映画『羊たちの沈黙』は、映画としても大ヒットした。本にない面白さが映画にあったからにほかならない。

      検視の際に鼻の下にまるでガキの青っ洟のようにベポラップ(メンタムかと思ったら違った)を塗るシーンから強烈に感じる死臭。

      レクター博士の監獄からうかがえる異常さ。

      そこへ通じる廊下の両脇に収容されている犯罪者の様子。

      アイスホッケーの面を着けられて移送されるレクター博士の不気味さ。

      レクター博士脱獄の残虐性。

      実際のドクロメンガタスズメ。

      誘拐犯の家と監禁されている場所。

      などなどは、映像ならではの利点といえる。なかなか文字から類推するのは難しい。

       

      原作本では、たびたび文字遊びが出てくる。

      誘拐犯をバッファロー・ビルと、西武開拓時代にバッファローのなめし皮を売ることを生業としていた実在のガンマンの通称名を使うことで、犯罪内容に革剥ぎの残虐性を連想させたり、レクター博士の通称であるカニバル・ハニバル=人食いハニバルは、人食い(カニバル)と名将ハンニバルで韻を踏んだうえにレクター博士の犯罪内容を連想させたり、精神異常犯罪者用州立病院院長フレデリック・チルトン博士の名前のチルトン(CHILTON)を“CHNO=ビリルビンという糞便の色素の主成分で、それを書いた紙切れを便器の中に残したりなどだ(これは原作中にしか出てこない)。

      これらは、活字からくる面白さだが、画面ではあまり重要視されていない。

       

      ジョディ・フォスター演ずるFBI訓練生クラリスが、猟奇的誘拐犯であるバッファロー・ビル(テッド・レビン)逮捕に向かう。

      警官がドアをノックする。踏み込む警官。そこはもぬけの殻。クラリスが別のドアをノックする。そこはまずい!

      この場面は、これぞ映画といった迫力満点のものに仕上がっている。この場面だけでも映画の魅力満載だ。

      監督がいかにスクリーンの向こうにいるわれわれ観客を意識して撮っているかがわかる。

      じっくり味わいつつ、この場面に注目していただきたい。

       

      ところで、『羊たちの沈黙』という題名だが、諸説ある。

      私は、直截的に捕らえられて生け贄にされた羊の無力さを比喩した表現と考える。

      原作者の解答はない。

      クラリスは少女時代に預けられていた農場で、屠殺される羊を巡るトラウマ(屠殺を阻止できなかったとする悔悟)を経験している。

      レクター博士の前では、クラリスはあくまで従順な小羊で、その小羊が生長する過程(沈黙)にある、というようにクラリス本人を表しているとの説もあるようだが・・・?。

       

      クラリスを演じたジョディ・フォスターは、マーチン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ主演の『タクシー・ドライバー』(1976年、14歳当時)で、少女の娼婦役を演じて一躍世界に名を馳せた。このときの印象は強烈だった。

      その後、ジョナサン・カプラン監督『告発の行方』(1989年、ケリー・マクギリス共演)でレイプの被害者を演じ、アカデミー主演女優賞を獲得している。

      子役で芸能界に入り、注目される人は多い。しかし、長じても芸能界で活躍している人は少ない。特に、単独で主役をはるような人は希有だ。そんな希有な存在の1人が彼女といえる。

      最近では、『パニック・ルーム』(2002年、デビッド・フィンチャー監督)がよかった。

      芦田愛菜ちゃんも、ぜひジョディのような女優をめざしてほしいものだ。

       

       

       

       

      次回もお楽しみに。支配人A

      【世界の名画】【世界の名画ベスト100】〜世界の名画作品紹介〜高円寺名画座












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